地金販売事業は、創業以来からの主要部門です。私たちは産業を支える基礎資材として、多くの分野のお客様に提供しています。
亜鉛、鉛、銅を始めとするベースメタルは、耐食性、電導性、加工性等それぞれの特性を活かし、自動車産業、土木建設産業、精密機械産業、電子電気産業等あらゆる分野で活躍しています。
更に、販売先から使用後のリサイクル原料を回収し資源としての再利用にも努めています。
世の中の持続可能な発展のため、限りある資源を限りなく供給することで環境指向商社としてお客様から信頼を得ています。
当社の地金販売事業は、70余年の歴史を誇ります。発祥の地、土佐堀に今も本社を構えています。そうした歴史と実績を踏まえ、多くのお取引先から厚い信頼をいただいています。
ものづくり日本企業の海外進出に先駆けて1970年シンガポールへと進出した当社は、地金事業でも、海外、主に東南アジアの亜鉛・鉛地金や、関連する再生原料の輸出入を行っており、ベストマッチの材料を提供しています。
亜鉛は、銅との合金である真鍮として古くから使用されてきました。
現在も、鋼材に被膜を作ることで鋼材を錆から守るメッキやダイカスト、他の金属との合金として、自動車や建築材料の表面処理、部品など幅広い用途に用いられています。
取扱品目:電気亜鉛、蒸留亜鉛、調合亜鉛、ダイカスト亜鉛、再生亜鉛、亜鉛華
鉛は、低融点で柔らかく加工しやすいことから、紀元前から水道管や顔料として使われていました。現在では、自動車等に使用するバッテリー分野で多く使われております。バッテリー分野で使用される鉛は、100%近く再利用されており、リサイクル性の大変高い金属です。
取扱品目:電気鉛、再生鉛、リサージ(一酸化鉛)
アンチモンは、金属単体では脆く比較的簡単に割れる金属ですが、その結晶構造ゆえ他の金属と合金化した場合、母材の強度強化を高める性質を持っています。その性質を生かし、鉛蓄電池の極板などに使用されています。
取扱品目:アンチモン地金、三酸化アンチモン
亜鉛めっきや電気炉の溶解工程などから発生したものなど、最終的には亜鉛地金等の原料として利用されます。
取扱品目:亜鉛ドロス、粗酸化亜鉛 etc